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賃金なき戦い

ハードボイルド、イケメン書記

賃金なき戦い R

マイノリティー戦国時代

パート1

梅雨もまだ明けないのに、異常な暑さだ・・・それだけで脳みそと体が分離しそうになる。

夕立でも降ってくれるなら、喫茶店で上質なJAZZでも聴きながら苦みばしったキリマンジャロを味わいながら少しは心地よい夜を楽しめるものなのだが、そうは思い通りにはならないらしい。

ただでさえ暑苦しい風貌のおれが滝のような汗を流しているのを見ると、気温の暑さ・風貌・デブの大汗、ヘレン・ケラーも真っ青の三重苦のできあがりだ。

だからこの季節俺は仕事帰りは、一度家に戻り冷水シャワーを全身に浴びてしっかりと体を冷却してから街に繰り出すようにしているのだ、まあ男の身だしなみってやつだろう。

先日も同じような度を越した暑い日の夕刻いつものように男の身だしなみを整えた俺は、飲み屋を目指して街の中心地に向かっていた。

パート2

中心部に行き着くには大通りを2つほど越えなけりゃならないのだがここ近年アジアからの旅行者があまりに多すぎて困惑しているのだが、多いのは構わない30年前の日本人も同じようなものだったと想像は容易につくからだ、しかし奴らのマナーの悪さには辟易する。そんな中、大通の一つの信号待ちの時だった、白杖を使用した方が点字ブロックを伝って移動されておりそのブロックの上に陣取った外国人家族3組ほど約10名ほどがいた。後数秒後に視覚障害者の方と外国人の一団がぶつかるのが確実だった。一般的な感性の持ち主ならば、気づいた時点でよけるだろう、バカでも接触した時点で謝罪して道を譲るだろう、だがその中にいた小学生低学年くらいのガキを引き連れたデブの母親らしき女があまりにも鬼畜だったのだ。

パート3

俺の推測どおり、視覚障害者の方は外国人の一団の小学生と接触した。いや実際には杖が子供に軽く当たる程度だったのだがその母親は鬼の形相で障害者の方につかみかかったのだ、子供はいたって平気な顔をしていたのだが・・・突然の衝撃に体のバランスを崩す障害者の方だったが、その近くにいたサラリーマンの2人組みがとっさに体を支え大事には至らなかったのだが、まさかの方向に戦局は動いた!鬼子母人の追撃は続いたのだった・・・

パート4

鬼子母人は彼らの母国語で罵倒するような大声をあげて再度諸手突きをくりだした

国道沿いと帰宅ラッシュの時間帯ということもありそれなりの人がいたのだが、あまりの光景に外国人の一団もその他大勢の観衆も完全に呑まれており何も出来なかった。

再び襲われた障害者の為に体を支えているサラーリマンAをかばうようにサラーリマンBが鬼子母人の前に立ちはだかったのだ、彼は鬼子母人に胸を押されたが耐え忍び仲間と障害者の楯となったその態度にさらにヒートアップした鬼子母人はさらなる雄叫びをあげ再び攻撃の姿勢を整えた。

パート5

その姿を見ても外国人の一団は鬼子母人を止める様子もなく、動けない様子でもなく事態を収める様子もなく鬼子母人に任せる様子だったので、俺の怒りが沸点に達した、ここでやらねば大和男子の沽券にかかわるからだ!先に述べるが俺はナショナリストだがレイシストではない男女平等には賛成だが、女性に甘くする気は一切無いのだ。

俺は心の中で「我が体既に鉄、我が心既に空なり」と唱え、鬼子母人とサラリーマンの間に割って入ったのだ・・・

パート6

突然の参戦に鬼子母人もサラリーマンもあっけにとられていたが俺がサラリーマンに「ここは俺が相手するから、あなたたちはその人を連れて行ってやってくれ」と伝えるとBが「すいません、助かりました。」と言いその場を離脱した。

そこに納得しかねた鬼子母人が俺を敵と認定したのだろう、踊りかかってきたのだ、

大振りのビンタを俺の顔面に見舞ってきた、それをブロックし鬼子母人の頭に張り手を喰らわしてやった、すると奴はまさか自分が攻撃されるとは思っていなかったようで突然訳の分からない大声でヒステリックに叫び膝から崩れ落ちた。

固唾を呑んで見守る観衆、さらにあっけにとられる外国人達を尻目に俺は一言言い放ってやった「神州日本に来て狼藉を働くとは不埒な奴め、貴様の国では通るかも知れんが日本では破廉恥なことはするな、愚か者めが。」

パート7

まさかの暴力からの暴言に観衆は英雄ではなく無頼漢を見る眼になり足早にその場を離れていった、だが人の評価など一向に気にしない俺の流儀を貫いただけだ。

時間にして3分ほどの事だったが、1時間位に感じたその怒りと疲れを癒すため場末の飲み屋へ急行した。

FIN

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