賃金なき戦い

ハードボイルド、イケメン書記

グロい三連星、阪神電車に現る 正義の鉄槌 中篇

パート1 
 ニヤニヤしながら近づいていった俺は、奴らの顔を見た瞬間に失礼とは思ったが爆笑してしまった。なぜなら真っ白なジャージを着た金髪の北島サブローにパンダメイクの将棋の駒面しかもピンクのジャージ髪型は故テリー・ゴディ もひとつおまけにアル中メイクのデブがキャリーぱみゅぱみゅ系のファッションモンスター! どこのチンドン屋かと思った!さらに角行パンダとアル中は席が空いてるのに地べたに座っていた! サブローはなんと踊っていたからだ!!!!? 目を疑った!しかもダンスともいえない盆踊りを劣化させたようなタコ踊りだった!多分サブロー本人はEXILEにもなったつもりだったのだがダンスセンスもルックスも大変残念だったのだ。白眼視の他の乗客をまるで見えないというような我が道の行きっぷりに呆れを通り越して感動すら覚えた! そして俺は奴らから1メートルあたり離れた席に陣取った。 

 

これが聴きたい! 北島三郎

これが聴きたい! 北島三郎

 

 

パート2  
 とりあえずゴルゴ13を読みながら奴らの様子を窺っていたら角行パンダが携帯で大声で通話をはじめた!奴らのあまりの愚行にニヤニヤしながら含み笑いをしながら観察していると アル中が俺の笑いに気づき何か言ってたが「ピンクの電話のヨッチャン」もしくは「安田大サーカスの黒ちゃん」みたいなメチャクチャ高いアニメ声でよくリスニングできなかったのと、まさかの飛び道具にまたまた爆笑してしまった。そこで初めてサブローと角行パンダが俺の意図に気付いたのだろう!にわかに緊張した空気になってきたが、こちらは最初からバカにするつもりで近づいているのでさらに指をさして笑ってやった! 
パート3 
女連れの手前引けなかったのだろう、サブローが睨んできたので近くの乗客に聞こえる程度で「猿に目を合わせると暴れるので危険ですよ」と 言ってやると、角行パンダもサブローの事を猿面だと認識していたのだろうクスッと笑ってしまった!するとアル中が角行パンダに突っかかっていき「何がおかしいねん」みたいな事を言ったのでアル中がサブローの女で角行パンダはアル中の友人であろうと予想できたのだ… サブローはもはや退くに退けなくなったのだろう。俺を睨みつけながら寄ってきて「さっきから何じゃオッサン何か文句あるならかかって来んかい」と宣戦布告をしてきた

 

 

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