賃金なき戦い

ハードボイルド、イケメン書記

新宿番外地 アル中一人旅

 

夜光虫 (角川文庫)

夜光虫 (角川文庫)

 

 

 

行かずに死ねるか!―世界9万5000km自転車ひとり旅 (幻冬舎文庫)

行かずに死ねるか!―世界9万5000km自転車ひとり旅 (幻冬舎文庫)

 

 

3日酔いからの呪縛から解放され、不夜城歌舞伎町に迷い込んだ。
しかし俺の愛した不夜城歌舞伎町は今や風前の灯火の如く閑古鳥状態、記憶の中ではこの時期の金曜土曜は足の踏み場もない東洋一の繁華街だったのにと寂しさと怒りを覚えたが、懐かしい看板が目についた、そこは俺が19才から通っていた居酒屋で新宿を去る前にマスターが亡くなり閉店したと聞いていたが、懐かしさで足を踏み入れると、ママさんが再開していたのだ。 わざと初見の客を装って入ったのだが一瞬でバレた!覚えてくれていたのにはヒデキ感激だが俺には探偵業はムリだって痛感した、ウォーミングアップはこんなもので良いだろう、アル中一人旅は始まったばかりだ、そうここは眠らない街歌舞伎町なのだから。
To be continued

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